続・レレレへの道

香港映画・ホラー・怪獣等、名作から迷作まで鑑賞しています。

首領を殺った男

「首領を殺った男」
1994年 日本 117分 
■監督:
 中島貞夫
■出演: 
 松方弘樹
 田村英里子
 山口達也
 多岐川裕美
 池上季実子
 川谷拓三
 綿引勝彦
 中尾彬
 白竜
 野口貴史
 成瀬正孝
 大前均
 田口トモロヲ
 志賀勝
 山城新伍
 梅宮辰夫
 菅原文太
 夏八木勲

●あらすじ 
松方弘樹を主演に迎え、中島貞夫監督が
鮮烈な男の生き様を映し出した正統派ヤクザ映画。
18年の服役を終えた宝来はシャバに戻るが、
昔の兄弟分・大木戸の裏切りに遭う。
宝来を慕う和久の母親までもがその餌食となり、ついに宝来は怒りの引き金を引く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この映画、つまらなかったなあ。
制作当時、東映のトップが「やくざ映画はもうヒットしないから作るのやめよう」
と発言したらしく、その言葉に多くの役者陣・スタッフが反発。
呼ばれていないのに、菅原文太・梅宮辰夫・山城新伍らの重鎮たちは
自ら本作への出演を志願し、無理矢理自分たちの役を作らせて特別出演までしたが
出来上がったこの映画は、ヒットしないやくざ映画にトドメを刺すのに十分な結果だった。
まず内容が全然やくざ映画ではない。
冒頭の相手組長襲撃シーンから、松方弘樹が自首するまでの短いシーンは
特別出演の菅原文太も出ている事もあって、往年のやくざ映画風味もあるのだが
松方弘樹が出所してからが、まるでダメ。
やくざ組織の高い地位を与えられていると言うのに、出所したら何故かカタギになると宣言。
そしてやくざでは無いのだが、2割くらい裏社会とも関わっているかのようなカタギたちと
つるんでいく。
序盤はカタギになったかのような松方だが、中盤からやくざかどっちか分からなくなり
ラストは荒唐無稽な銃撃戦で無理矢理話を終わらせる。
こういった話を、非常にテンポ悪く描く演出と
平成っぽいやくざ映画とは思えないBGM。
そして登場人物たちの目的が不明なままの脚本に
起承転結で言うと、最後の結だけ切り取る不可解な編集。などなど。
こうしてみると、東映の映画も楽しく観る事ができるのは
1970年代から1985年くらいまでの間なのかな。
個人的に、邦画も洋画も含めて、映画全体で
1990年代と2000年代の20年間の映画は、
面白いと思えるような作品が少ないと感じている。
なんかどれ観ても、暗いんだよね。
1980年代のような、ヒョーキンでネアカな感じ、大好きですよ。
本作も出ている役者陣は、結構豪華なんだけどねえ。
まず田村英里子って、エリリンだったっけ? あだ名。
確か半ケツの写真だか何かが、物凄い話題になったよね。
あと山口達也はTOKIOの山口達也だったんだね。
随分身体が細かったからTOKIOだとは気付かなかったけど、結構良い演技だったよ。
まあ興味があれば。