続・レレレへの道

香港映画・ホラー・怪獣等、名作から迷作まで鑑賞しています。

インテグリティ/煙幕

「インテグリティ/煙幕」
原題:廉政風雲/INTEGRITY
2019年 香港 114分 
■監督:
 麥兆輝(アラン・マック
■出演: 
 劉青雲ラウ・チンワン
 張家輝(ニック・チョン
 林嘉欣(カリーナ・ラム
 袁詠儀(アニタ・ユン)

●あらすじ 
インファナル・アフェア」のアラン・マックが、
90年代に起きた実在の汚職事件を映画化したノワールアクション。
香港のタバコ業界団体の不正を密告した会計士が、
報復を恐れ、証人要請を拒否して逃亡。
汚職捜査機関のチャンたちは、必死の捜索を開始する。
出演は「バーニング・ダウン 爆発都市」のラウ・チンワン
インビジブル・スパイ」のニック・チョン
2019年香港映画興行収入No.1のメガヒット作品。
特集『のむらコレクション』(のむコレ6)にて上映。
(MOVIE WALKER PRESSより)

★感想など
インファナル・アフェア」シリーズは、いつかもう一回観直そうと思っている。
その監督が当時色々な映画で活躍していた劉青雲ラウ・チンワン)と組んで
何やら面白そうな題材の映画を作ったんだなと思って、事前情報0で観てみた。
まず思ったのは、この監督の映画は、映像が凄い綺麗だなと感じる。
舞台がいつもの香港なのに、撮り方・色見などが他の映画と違っているので
どこかアート作品かのような美しさがあるんだよね。
そういった静の美しさに加えて、ずっと緊迫感のあるシーンが続く。
正直緩むシーンが全然無いので、途中で疲れてしまう人も出てくるとは思うが
それでも開始からグイグイと観ているこちらを引っ張ってくる、強烈な磁力がある。
だが普通映画なら、中盤くらいから何か大きな事件とか激しい展開が起きて
さらにストーリーを盛り上げてくるが、本作はそれが無い。
リアルっちゃあリアルなのかも知れないが、果てしなく地味。
そのくせラスト20分くらいで急に色々な話が出てくるが、それって今まで出てこなかったよね?
みたいに唐突な話になるので、別の意味で驚いているうちに映画は終了する。
あれ、きちんと伏線を張っておけば良くなったのに、伏線がないのにいきなり何かを描いても
こちらには新しく出てきた設定にしか見えないよ。
その辺りが非常に残念だったかな。